BCP研修 ~災害・緊急時に孤立した施設の食事対応について~
ご無沙汰しております。年度決算からの繁忙期に突入しており、なかなかブログの更新ができておりませんでした。Instagramの方は、定期的にUPさせてもらっていたので、ご利用者さんの様子や職員の皆さんの様子は見ていただけているかと思います。
6月に、非常食をテーマにしたBCP研修を実施しました。BCPというと、災害や感染症に伴う「避難」や「隔離」、職員不足時の業務対応の方が先に頭をよぎるので、マニュアル作成時からも「非常食」について考える時間は、少なかったと記憶しています。
そのような中で、今回「非常食」にスポットをあてて研修しようと思った経緯としては、柳光の食材仕入れ業者であるFRev.株式会社(エフレボ)さんが、毎月の給食会議ででも、食に関して様々な提案や助言をしてくださるので、とても助かっているのですが、非常食の提案をしてくださったとき、実際、関西で起こっ非常災害時に直面した事例を教えてくださったことがきっかけとなりました。
その流れで、今回、エフレボの加藤様が講師となり、実際起こった非常事態の中での食事提供の状況などをお話ししてくださいました。
ケース① 1995年1月17日 阪神大震災によるライフライン全滅
ケース② 2012年8月 宇治市笠取での大規模土砂災害による施設孤立
ケース③ 2013年9月 小野市栗生での台風による用水路の氾濫、施設床上浸水
ケース④ 2017年 泉大津市 施設でのノロウイルス集団感染
その内容は、決してテレビ等のニュースでは語られない施設での食事提供事例で、とても勉強になりました。
私たちの施設は、幸い何もなく運営することができているので、毎日厨房スタッフさんが出勤し、朝食、昼食、夕食が何の問題もなくご利用者に提供できていますが、それは決して「当たり前」ではなく、いつ「非常事態に陥ってしまうかわからない」という危機感と、その中でもご利用者の皆さんにお食事を準備しなければならないということが、強く意識づく内容でした。
非常食選びに対する考え方も、大きく変わった研修となりました。
FRev.株式会社の皆様、ありがとうございました。


